投資信託に販売手数料は必要か?

写真 1
本日は、セゾン投信を訪問し中野社長に色々と話を伺ってきました。

まず、最初に驚いたのは大手金融機関とは比べものにならない環境で仕事をされていること。社長もポートフォリオマネージャーである運用部長もみんな一緒に机を並べて仕事をしています。社長室やディーリングルームもありませんでした。

それだけ、投資家の方を向いて投資信託を作っている姿勢の表れでもあると思います。都心の一等地に本社を構える大手金融機関が作る投資信託はコストが高くなるのも当然ですよね。ローコストで良い商品を提供しようというセゾン投信さんの想いが表れていると感じました。

これまでも中野社長の講演には何度も参加していますが、毎回刺激的で熱い想いが伝わってきます。
その中で、度々出てくるのが「投資信託の販売手数料に社会的意義はない!」という言葉。

金融機関の営業現場で長く仕事をしてきた経験から、販売手数料の大小によって営業担当者のその商品販売に対するモチベーションが変わるのは紛れもない事実です。
販売手数料が存在しない方が、顧客にとってより適切なアドバイスを営業担当者も出来るようになります。
投資信託を販売する金融機関側からすれば、大きな収益源が無くなってしまいますが、信託報酬の一部を受け取っているわけですし、場合によっては相談料や預かり資産管理料を設定する方が顧客にとってはフェアな方法だと思います。

最近は販売手数料が無料の投資信託も増えており、その中に魅力的な商品もたくさんあります。投資信託を使って資産運用をする人は、まずはその中から選ぶようにしたいですね。

中野社長には、独立の経緯や現在の仕事の状況も報告しましたが、「既成概念にとらわれず、正しい事をやっていればいつかは評価されるから一緒に頑張ろう!」と応援メッセージを頂けたのも嬉しかったです。